関西では、最近、
「くいだおれ」の人形が、よくメディアを賑やかしている。
大阪・ミナミ道頓堀の有名店「くいだおれ」の閉店に伴い、
あの人形がどうなるのか、ということから、
話が盛り上がったことになっている。
このメディアの変な騒ぎ方に対しては、
朝日新聞に、
「看板人形に頼りすぎた。
(中略)ほんとに閉店を惜しむなら、同情するより店に行けということ」
と、高村薫さんの辛らつというか、皮肉なコメントが掲載されていて、
全くもって、そのとおりだなぁ〜、と思うところ。
よく写真を見れば、店の前は、一般人はおらず、
メディアスクラム状態・・・。
ところで、社長は、閉店に際し、
「店周辺の環境の変化についていけない」ことを、1つの理由を挙げている。
最近の道頓堀は、本来のまちの良さが消えつつあり、
それも一因、ということらしいが、
大阪でも名の知れたこのお店が、そういう状況になるまで、
地域の中で腰を据え、まちのために汗をかいた、という話は聞かない。
正直、どうなんだろう、と思う。
90年代以降、
何かしら、ステレオタイプの大阪ネタの時には、
必ずメディアに取り上げられた、くいだおれ人形。
だが、結局、お店がどんなところなのかは、伝えられない。
また、店の本来の良さが何なのか、店側が検証した様子もない。
そして、この結果。
これから、オリンピックや人気球団の優勝など、
ネタになる話が多いだろう。
大統領選挙をネタにしているまちもあるように、
こういうときに、便乗しようというまちが、少なからずある。
まぁ、それもよしと仮にしたとして、
「まちの良さは、その露出で伝わるのか?」
と立ち止まって考えられないか。
メディアにまちの名前が露出することは、目的ではない。
くいだおれの話から学ぶとすれば、
まちづくりでも、答えは明らかだ。




電車で帰ろうと改札まで来ると、
スタッフの一人がお誕生日を迎えました。