2008年07月13日

「くいだおれ太郎」とまちづくり

関西では、最近、
「くいだおれ」の人形が、よくメディアを賑やかしている。
大阪・ミナミ道頓堀の有名店「くいだおれ」の閉店に伴い、
あの人形がどうなるのか、ということから、
話が盛り上がったことになっている。

このメディアの変な騒ぎ方に対しては、
朝日新聞に、
「看板人形に頼りすぎた。
 (中略)ほんとに閉店を惜しむなら、同情するより店に行けということ」
と、高村薫さんの辛らつというか、皮肉なコメントが掲載されていて、
全くもって、そのとおりだなぁ〜、と思うところ。
よく写真を見れば、店の前は、一般人はおらず、
メディアスクラム状態・・・。

ところで、社長は、閉店に際し、
「店周辺の環境の変化についていけない」ことを、1つの理由を挙げている。
最近の道頓堀は、本来のまちの良さが消えつつあり、
それも一因、ということらしいが、
大阪でも名の知れたこのお店が、そういう状況になるまで、
地域の中で腰を据え、まちのために汗をかいた、という話は聞かない。
正直、どうなんだろう、と思う。

90年代以降、
何かしら、ステレオタイプの大阪ネタの時には、
必ずメディアに取り上げられた、くいだおれ人形。
だが、結局、お店がどんなところなのかは、伝えられない。
また、店の本来の良さが何なのか、店側が検証した様子もない。
そして、この結果。

これから、オリンピックや人気球団の優勝など、
ネタになる話が多いだろう。
大統領選挙をネタにしているまちもあるように、
こういうときに、便乗しようというまちが、少なからずある。

まぁ、それもよしと仮にしたとして、
「まちの良さは、その露出で伝わるのか?」
と立ち止まって考えられないか。

メディアにまちの名前が露出することは、目的ではない。
くいだおれの話から学ぶとすれば、
まちづくりでも、答えは明らかだ。




  
Posted by furuta1971 at 00:46Comments(0)TrackBack(0)

2008年02月18日

紳助さんの本。

d4dc18d4.jpg

たいてい毎週、ブックセンターのような大きな本屋へ行き、
ビジネスの平積みのところはチェックするのですが、
なんとなく触手を動かす気になれず、
新書あたりのところで、前からチラ見したかった、この本を立ち読み。

ところが、立ち読みが長くなり、
ミーティングに遅れるぐらい、気持ちが入ってしまいました。
簡単に読める本ですが、手放せなくなって、お買い上げです。



・努力に裏打ちされて、大きくなる自信と成功。
・成功が「まぐれ」でないと証明したくなる不安と意地。
・一人より、チームで歩むことの楽しさと喜び etc.

まぁ、こういう気持ちって、本当にはあんまりわからんやろうなぁ〜。
という部分が重なり合うこともあって、手元においておきたかった、
というところでしょうか。

内容的には、紳助さんが手がけた店舗ビジネスについて、
考え方やツボを例を挙げて書かれているだけなのですが、
その見方や考え方も、
「そうなのよ。でもなかなか、今までのプロほど、わからんやろなぁ〜」
と、いう感じです。
よかったら、立ち読みでもどーぞ。

それで、私もこれを機会に1つ考えを改めることがありまして。
近頃は、地元新開地のお店に行くと、
個人的に「おまけ」をしてもらうことが多くなりました。
それは、まちづくりのしごとを評価してもらっているからこそ、なので、
ありがたく受け取っていたのですが、
その一方で、お店でちょっと気になったことなんかが、
どっかで言いにくくなっていたような感じも、多少出てきたのかなぁ、
それも自分らしからぬことかなぁ、と反省。

この本を読んでいて、
成熟した地区において、これからの時代に長く繁盛するお店とは、
どんなものなのか、ということが、自分の考えに間違いない、と
より自信を持つことができました。
それで、自分はまちの店を強く想う、うるさい客の1人に戻らねば、
と思ったのです。

今日、まちで1番の定食屋に行ったとき、
おかみさんに「おまけ」に「タオル」をもらいつつ、
娘さんに、ちょっと耳打ち。
「うどん、打ち方変えた?」
「え?わかります?」
「うん、麺も細なってるねぇ。」
「でも、前よりよくなってるでしょ?」
「(渋い顔で)うーん、どうやろ?」

小麦の値段も上がってるやろしなぁ〜、とか、
合ってるかどうかもわからん、
店の事情なんかを勝手に慮る部分もあるのですが、
信頼関係があるからこそ、こんなことも私なら許されるのかなぁ、
と、思っている次第です。


















  
Posted by furuta1971 at 10:58Comments(0)TrackBack(0)

2008年02月13日

10年来のおつきあい。

5b84a745.jpg
近頃、まだ駆け出しの修業中から、
応援いただいている方とお会いしたりやりとりをしたりすることが、
偶然にも少々続いています。

先日は、学生を出たてのころ、
修業に行かしてもらった岩手3セク時代にお世話になった
伊達さん(現岩泉町長)からお便りをいただきました。
立春を過ぎてからの寒中見舞いのお返事だったのですが。
「足が洗えない(笑)」とのコメントに、
町の舵取りに、なかなかご苦労が多そうな感じを受けます。


また、先週は、大学・大学院時代にも、
お世話になった草津市の関係者とも、久しぶりに懇談し、
「今、何歳でしたっけ〜」とお互いに確認したりしておりました。

よく考えると、みなさん私より、1まわりから3まわりぐらい、
年上の方ばかり。
変わらぬ愛情を感じて感謝しつつ、
「相談にのって!」「じっくり話したい」との文言に、
認めてもらっている誇りを感じている次第です。


  
Posted by furuta1971 at 19:17Comments(0)TrackBack(0)

2008年01月06日

ニュースで、ちょっと気になり。

今日の新聞に、
東京で起こった高校生による傷害事件が載ってましたね。
「人間関係がうまくいかない…」で、無差別傷害。
まぁ、そりゃあかんやろ〜、ということですが、
ちょっと気になったのは、その紹介の記事の書き方について。

なんか、「戸越銀座」で起こったことを強調しすぎではないでしょうか。
普通、新聞記事やニュースで読まれるとき、
場所については、かなり客観的な表記、すなわち住所がまず第一に、
表現されると思います。
たとえば、「東京都○○区○○2丁目の路上で…」という感じ。

そして、事件の内容があって、最後のほうに、
「事件の場所は、JR○○駅近くの○○と呼ばれる繁華街・商店街付近で…」
という感じで、少々控えめで、表現されるのかと思います。
NHKのニュースでは、いつもそんな感じではないでしょうか。

何が言いたいのか、というと、
事件がその場所で起こったことは、「必然」ではなく、
「偶然」なのなら、見出しに商店街の名前が踊るようなことは、避けてほしい、
増してや、地元が努力をしているところなら、なおさらだ、
という感じがします。

どうも、そのあたり、繁華街で再生の仕事をしている私は、
少々敏感なのかもしれません。
でも、なんとなくいつもと違う感じで、
おそらく、共同通信が配信したものを一律掲載しているのを感じて、
ちょっと待ってよ、少々無神経なのでは、といいたくなるのは、
まちづくりに関わる方なら、わかっていただけるのは、と思います。

  
Posted by furuta1971 at 23:53Comments(0)TrackBack(0)

2008年01月03日

本年もよろしくお願いします。

立山からのご来光
あけましておめでとうございます。
今年も、いろんな方にお世話になることかと存じます。
1つ1つ、精一杯にやっていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。


写真は、年末に新開地の事務局で、恒例の一泊旅行にて訪れた、
富山・氷見漁港から見た、立山連峰からのご来光です。
一年の締めくくりに、心洗われる光景でした。
年初にご紹介する風景にふさわしいかなぁ、と思い、載せてみました。

とんぼりリバーウォーク
年末は、なんだかんだと、31日までやっておりました。
31日の晩には、大阪ミナミの新装成った「戎橋」と、
道頓堀の両岸を利用して創られた、「とんぼりリバーウォーク」
「法善寺横丁」などを、コンサルタントの山本さんに紹介してもらいながら、
街路整備や路地整備などの参考に、見学しました。

さすがに大晦日の夜で、空いているのかな、と思いきや、
特に、アジア各国からの観光客で、にぎわっていました。
時代は、変わりましたね。

昨年は、今まで自分がやってきたことが、
多少は、まちの再生に役立つことなんだなぁ、と実感できるようになったことが
収穫だったと思います。

今年は、これまで蓄積したものを、
しっかり技術として磨きを掛けつつ、整理をして、
いろんなところへアウトプットできるよう、
準備をすすめようと思っています。

そのためには、仕事のことに関しては、
もう少々、自分自身の職能・技能に、強い問いかけをし、
見つめ直しながら、やっていこうと思っています。

4日から、仕事始め。
事務所は6日からですが、
三が日を休養し、心身ともに準備万端です。

スタッフ一同、どうかよしなにお願いします。
  
Posted by furuta1971 at 23:19Comments(0)TrackBack(0)

2007年12月06日

ほうれんそう。

「ほう・れん・そう」
ビジネスの世界では、新人研修などで必ず学習する言葉である。
仕事を円滑に進めるうえで、
コミュニケーションの基本中の基本として、やらねばならぬことの3つである
「報告」「連絡」「相談」の頭をとって、
語呂あわせでそういわれている。

特に縦ライン、上下関係のはっきりした組織では、
これを徹底することについては、定型の書面(日報)や、
日々の報告会(朝礼や点呼などを含む)などで、
義務付けられることも多く、ごく自然に身に着ける言葉だ。

しかし、これをちゃんとやっている人が、仕事のできる人がどうか、
もっと言えば、「信頼に足りうる人」なのかどうかは、別の問題である。

しごとを一緒にやっていて、なにかしらの「報告」を受けているのに、
どうしても物足らない、意志が伝わっていない、
そうなると、それなりにやっているのに、
どうにも思ったレベルのアウトプットに至らない、
よいと感じる状況が作れない、
そういうことに、しばしば遭遇してしまう。

ましてや、「コーディネート」の必要な領域、
つまり、「チーム」でしごとをすることが日常で、
「コラボレーション」が自然な状況である、まちづくりのしごとなどでは、
そういう傾向は顕著に現れる。

なぜなのか、よくよく頭をひねってみたら、気づいたことなのだが、
この3つには、「順序」と「比重」が示されていない。
「ほう・れん・そう」は、あくまで語呂合わせ。
なのに、「いまひとつ」な人は、この順序で人とコミュニケーションを取りがたる。

たいした説明もなく、決まったことを「報告」ばかりする。
「目標や内容の変更」といった、あまり聞きたくないことばかり「連絡」され、
自分が行き詰ったときに行われる、結構身勝手な「相談」を最後にされる。
まぁ、極端に言えば、そんなところである。

新しい何かを生み出すしごと、というのは、
実は、順序がまっさかさまだと、気がついた。

あんまり、中身はないのかもしれないが、しょちゅう「相談」している、
そんな中で、なんとかかんとか、突破口をひらくために、あれこれ「連絡『調整』」を行って、
「報告」は結構適当なんだけど、「なんとかやりました!!」という感じ。
比重も、「相談×10」「連絡×5」「報告×1」ぐらいの比重では、ないのだろうか。

そういえば、一緒にしごとをさせてもらって、
「どうにもいかんなぁ〜」と思う人は、
なんだか見解に相違が生まれると決まって、
「いや、ちゃんと『報告』しました!」とか、言われている気がする。

なんだか、最近とっても、時間が貴重だ。
だから、そういう「共感」をベースにしたしごとができない人とは、
あまりご一緒したくないものである。



  
Posted by furuta1971 at 00:42Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月25日

キッZOO農園の収穫。

ようやく、寒くなってまいりました。
子どもたちと、震災で被災してできた更地で行われている、
キッZOO農園も、秋の収穫時期になりまして、
焼き芋がとれました。
それで、焼き芋パーティーが開催!!

必死に扇ぐ

運営は、ガーデニングスタッフにお任せし、
ワタクシは、焼き芋の火起こしと番人です。
いやー、汗びっしょり。結構必死でした。



こどもと焼き芋


なんとか、うまく焼くことができ、
こどもたちもおいしそうに食べていました。
ほどよく温かく、親御さんも大満足の様子。



焼肉ジュウジュウ焼き組3人







こどもを帰してからは、
スタッフで、焼き肉パーティー。
ワタクシは、お客があって、中座(涙)
でも、焼き台チームも楽しかったです。

明日は東京で、少しお勉強。
関空から飛ぶのだけは、ちょっと面倒ですが、
いってまいります。
  
Posted by furuta1971 at 18:24Comments(0)TrackBack(0)

2007年07月26日

隠れ家。

705c5686.jpg


まちづくりの事務所って、
基本的にだれでもオープンに受け入れるところです。
そのため、いろんな人がやってきます。
それもなぜか切羽詰ったときに、時間のかかる話が多いのが、
世の不思議ですよね。

アポなしでやってくる方。
役員さん。
打ち合わせを求めるうちのスタッフ。
お茶を飲みながら、ボランティアさんと談笑。

普段はもちろん歓迎なのですが、
どうしても考え抜かねばならぬ案件を抱えているときは、
隔離された時間がほしいものです。
そのため、事務所近辺に、
しごとができる隠れ家をいくつか見つけています。

女子高生の甲高い声に包まれる、マクドナルドのボックスシートで。
おばさんの大声の会話が飛び交う、ファミレスの大きなテーブルで。
オフィス街にある、モバイル対応のカフェで。
まぁ、いろいろですが・・・。

今日は、神戸ハーバーランドにある、
みなと神戸が一望できるカフェ。
景色は最高ですが、気の晴れない案件を抱えているとき用の席です。

コーヒー2杯で2時間。
しっかり、ちょっと小難しい原稿と案件を整理いたしました。


93bbd7f9.jpg



お茶を飲みながらくつろぐ暇はありませんが、
気持ちはいいものです。
留守を守ってくれるスタッフに感謝しつつ、
隠れ家探しは、つきることはありません。

ちなみに夜景のきれいなこの場所。
プライベートでは、あまりいい思い出がありません…。
やはり、しごと場は、しごと場のようです。

  
Posted by furuta1971 at 16:05Comments(0)TrackBack(0)

2006年02月16日

定期券。

3d6b5f3d.jpg電車で帰ろうと改札まで来ると、
定期が切れようとしていることに気がつきました。
電車通勤になって半年ほど。
終電と追いかけっこになる日も多い中、
スタッフからは、「引越しは失敗ですねぇ〜」
などとからかわれています。
(それまでは約5年、新開地近くに住んでいました)

定期の更新期になると、ある感情が起こります。
「あぁ、なんとか半年間、がんばったなぁ〜」という、そんな気持ち。
そして、次の半年間分を更新したときには、
「また、半年間、しっかりやらねば・・・」という、そんな気持ち。
大げさかもしれませんが、野球選手の契約更新のときには、
こんな感じなのでしょうか。

海外のまちづくりコーディネーターやタウンマネージャー達は、
その仕事の激務ぶりや仕事に対するスタイル・文化などから、
だいたい5年ぐらいまでで現場を変わったり、離れたりすることが多いようです。
私も最近しばしば、「いつまで新開地でやるの?」
などと聞かれることも出てきました。

私自身は、この手のしごとは「10年ひと仕事」と思っていますので、
少しずつ現場でのしごとのスタイルは変わっても、
離れてしまうことなどは、考えもよらぬこと。

その一方で、年々大きくなる自らの責任の中で、
ぬるま湯に浸ることなく、常に前進することの大切さや難しさも
実感することが多くなりました。
だれから言われることもなく、
自分の職責を果たしながら、能力も高めて期待に応えることは、
開催中のオリンピックの代表選手の逸話の例を挙げる必要もなく、
なかなかできないもんです。
ですから、それをやり切れた人だけが、
レベルの高低はあるにせよ、プロとして評価をされるのでしょう。

関係しているみなさんから、それなりの評価を頂いている結果、
続けて同じところでしごとをさせていただいている喜びを感じながら、
定期の更新は、「自分の中での契約更新」と思って、
気持ちを新たにしごとをしたいと思っています。  
Posted by furuta1971 at 23:12Comments(0)TrackBack(0)

2006年01月26日

魔法のテーブル。

cf841eda.jpgスタッフの一人がお誕生日を迎えました。
そのため、ケーキを買ってきて、
スタッフみんなで即席のお誕生日会が開催されました。
電気を消して、ローソクを立てて・・・。
「いい年してる連中が集まって何してるの?」
と思われるかもしれませんが、
事務所のど真ん中で、
時々とんでもないことをするのも、
仕事のスタイルとしては必要なことと思っていますし、
普段忙しい分、
時にはスタッフどうしがお互いの存在に感謝することも
大切なことではないかと考えています。

実は、うちの事務所の真ん中においてあるテーブルは、
なかなか楽しいテーブルなのです。
お昼はたいてい、ここでみんなお弁当を広げます。
昼休みにたまたま訪れたお客さんなどは、
ピクニックのような感じにビックリします。
「ティータイム」もほとんど毎日のようにやっています。
スタッフにボランティアさん、地元の役員や
時にはたまたま来たお客さんも入れて、突然始まります。

食べているだけでなく、
このテーブルはブレーンストーミングや打合せにも
良く使われます。
お茶→打合せなんていう流れもしょっちゅうあります。

とにかくよく使われるテーブルです。
「相談するときはテーブルへ」
この変な形のテーブルがうちの事務所のエンジンスペースであることは
間違いありません。
(本当は赤とか派手な色のテーブルにしたかったのですが、
私の個人事務所じゃないので・・・)
ネットワーキング型の組織、コラボレーションを常とする仕事には、
テーブルやミーティングスペースにも、考えや意図が必要なのではないかと
最近、少しうんちくめいたことをあちこちで言っています。  
Posted by furuta1971 at 17:59Comments(0)TrackBack(0)